エンパシー

タイ・プミポン国王がご崩御され

無音世界にいます。

 

 

 

タイに住む同級生は鳥肌が立ったと。

 

国王を乗せた車が前を通ると

人のむせび泣く声は聞こえたけれど

静寂だったと。

 

 

タイの王様は神様的な位置づけです。

 

僕にとって神というより

偉大な父です。

 

 

タイと深いつながりがある人は

そのように感じているのではないでしょうか。

少し前、部屋の引き出しを開けると

国王のペンダントヘッドが落ちてきて

時が一瞬止まりました。

いったい誰からもらったのだろう。

 

父からか?

友人からだったっけ・・・・?

 

 

思い出せず、僕の神棚に置いてました。

 

 

エンパシーは共感能力です。

 

 

エンパシーから

今と6月の出来事について

書きます。

 

6月のある日、姪を家に送り、お仕事の用意をしてると

突然、深い悲しみに襲われ

目から涙があふれてきました。

部屋の隅に蹲り

止まらない涙に戸惑い

なぜ、悲しいのか自問自答しました。

 

 

感情の赴くまま泣きました。

 

一日の出来事を振り返ったけれど

サッパリわかりませんでした。

 

すっと、悲しみが抜ける感じは

憑依の時のようでした。

 

 

 

次の日、姉から

姪のハムスターのハム君がなくなっていたのを

姪が発見したと聞きました。

昨晩、家に帰ったからしばらくの間

姪は号泣してたと。

 

 

 

 

 

学校から帰ってきた姪に電話をして会いに行きました。

 

今度お花を買いに行って

お庭に埋めてあげようねと。

 

ハム君を掌に置くと

横にちょこんと座り

赤ちゃんの時からの癖で上唇を噛み

長いまつ毛の目を見開いている姪を見て

動揺しているとわかりました。

 

僕もハム君が大好きだったし

悲しいけれど

ハム君がなくなったのはだれのせいでもなく

仕方ないことってあります。

 

食いしばって悲しんでいる姪を見るのが

辛く

 

ですから冷静で淡々とあれました。

姉に、お庭に埋めるまで冷蔵庫に入れたら?というと

さすがにそれは無理よ~と。

姪の笑顔を見て安心しました。

”もっと可愛がってあげればよかった・・・

ハムスターの寿命は3年なのに

1年半でなくなったのは美和ちゃんが最近かわいがらなかったから・・・”と姪。

 

 

なんでも天命があって

短い・長いか=愛情の度合いのはかり方とは思わないけど

姪の気持ちもわかりました。

 

 

 

 失うとき

もし・・・とか

こうしてあげればよかった・・という念は

自然なことと思います。

特に、突然だと。

 

 

罪悪感を感じてた姪に

感じる必要はないと思うよと伝えました。

同時に動物の死に悲しみを感じ

愛せる姪でよかった~と思いました。

 

 

しばらくそっとさせる必要性を感じました。

三日後の絵の日、

姉から電話があり、今日にはお花を買って

お庭に埋めないとと。

 

今年の姪の絵画展のテーマはハム君でした。

 

 

 

絵画教室に行く間

”美和ちゃんが絵に描くハム君は永遠に生きるんだよ・・

だからおこちゃんは絵を描くのが好きなの。

美和ちゃんの気持ちを絵に表現したらどう?!”

 

絵にエネルギーは遺せます。

 

 

”うん、絵を仕上げる!”そういった姪でした。

 

教室の帰りお花屋さんで

お墓に植える宿根草のお花を探してました。

 

お墓で毎年咲いてほしいと。

共感しました。

 

姪が選んだお花は、品種がわからなく

 

さらっと説明すると

おじさんは調べてくれまし た。

 

カサブランカの花束を姪にくれました。

あげたことは、秘密だよ。

もう、天国にいるんだよと。

 

墓石は学校の帰りに姪と幼馴染が拾って持ちかえってきた

大きなクラスターにすることを話し合いました。

甥が友達と遊ぶ中、

お庭の土を掘る姪でした。

 

 

ハム君を埋めて

お花

白雪姫のこびとで囲って

クラスターを置いて手を合わせ長いこと祈る姪を西日が照らしました。

 

 

 

 

突然の変化を感じた、梅雨。

姪は、この出来事を消化できたようだ・・・

その後からそう感じています。

 

 

 

 

動物でも植物でも人でも

ちゃんと見て

対話すると

生命力でキラキラ輝きます。

 

 

セカセカせず

今を大切にしています。

その時の感情を受け止め

寄り添い続けます★

 

僕は、僕自身

姪&甥に

人、植物、動物と対話できる人になりたいし&

なってほしいと

切に願っています。

 

この広い地球、わくわくにつながるものが絶対的に人とは、限りませんから。

 

プミポン国王はそういう人だったと感じてました。

 

 

 

 

タイの友人たちの深い悲しみの渦中

FBを開けば白黒です。

 

 

今感じる無音世界って喪失感で

 ショックなのかもしれません。

 

病気を告げられた時など、

大きかったり小さかったり

その世界を知っています。

 

皆、知る時があるのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

今週末、近所の商店街は秋色に染まり

油絵が飾られます。

 

姪はミュージカルでそれどころではありませんが

きっと

姪の描いたハム君も喜んでいるでしょう。

 

今、日本は、芸術の秋です★

 

 


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