愛語

「イタイのイタイのとんでいけー」 

幼いとき、

触っていはいけないと言われていたストーブを、
ぷくーっとふくれるお餅にひかれて触ってしまった僕・・・

そんな僕を台所に連れて行って、

僕の手をひんやりとしたお米のとぎ汁に浸しながら、
僕の手を優しくすすりながら、

和やかな笑みを浮かべながら、

そう言った祖母。


イタイというエネルギーが、

熱さにびっくりしたエネルギーが、

祖母の言葉と共に飛んでいきました。

 

「もう一回!」

そうせがむ僕に祖母は再び、

「イタイのイタイのとんでいけー」

泣いていた僕は笑顔でみんながいる居間へと戻りました。

魔法。

 

全ての人が魔法をつかっていますね。

 

言葉には言霊がありますね。

言葉には魂があるのですね。

 

「愛してる」を言い続けた水の結晶を、
顕微鏡でみてみたら、

とても美しい形の結晶となっていた。
有名な江本勝さんの波動の、水の、研究ですね。

 

自分自身に「愛してる」を言い続けたら、

体の中の水の結晶もまた、

美しく変わるのでしょうね。

言葉には魔力がありますね。

 

先月ふと目にした中吊りの見出し。

”さぁ!夏までに絶対ダイエット!”

 

この時期がまたきたのね・・・、と、感じました。

薄着となり露出もふえる本格的な夏の到来なのですね。

海も開かれますね。

 

例えば、
”夏までにダイエット”

この言葉の魔法にかかり、
ダイエットに成功して、

理想どおりに夏を楽しめたのであれば、
その見出しの言葉からあなたが受けた魔法は白い魔法ともいえますね。

 

逆に、
ダイエットに失敗して、

自己嫌悪に陥り、
海に誘われても断るなどと、

囚われてしまったときには、

その見出しの言葉からあなたが受けた魔法は黒い魔法ともいえますね。

海外へ行く機会があれば、自分がどういう国にいるかという事実を、

把握できる、簡単な方法がありますね。

世界中のニュースを見比べてみましょう。

NHKをはじめ、

CNN、BBC、

中国、タイ、フランス、韓国、アフリカ、エジプト、北朝鮮などなど・・・
それぞれの国のニュース番組から、

アナウンサーが着ている服装、

スタジオの照明やデコレーション、

言語と話し方を感じてみましょう。


それぞれのお国柄が感じられますね。

 

日本はとーっても真面目な国ですね。

 

静かで思いやりがあって決め細やかな日本ですが、

世界中のニュースと見比べた時には、

なんだかストレス多そうだなー

暗いなあ~
なーんておぼろげに感じることもあります。

自分がつかう言葉・・・
自分の耳に入る言葉・・・

自分の目にふれる言葉・・・

自分が接する言葉を大切にしたいですね。


言葉だけを重要視しても意味ないのですが・・・
 

例え、美しい言葉を話せても、

美しい心がともなっていなければ、

その言葉は美しくは伝わらないでしょう。

 

例えば、ジャイアンのように、荒い言葉でも、

心が美しい人がつかうのであれば、

その心が伝わる言葉でもありますよね。

また、例え成立しないように感じていたとしても、

言葉に表したことによって、

成り立つことってありますよね。


その逆もまた。

成立するように感じていたとしても、

言葉の表し方によって、

成り立たなくなることありますよね。

 

愛することも、癒すことも、
かわすことも、助けることも、

傷つけることも、守ることも、
する、言葉なのですね。

僕の友人はみな話し方が、

とても優しくて美しくて・・・

声が違うようにそれぞれに違うけれども、

色気があったり、上品だったり、クールだったり、

包み込むようだったり、守ってくれてるようだったり、

いたずらっ子のようだったり、潤っていたり・・・

どれもをとてもかけがえのない愛おしい話し方と感じています。

 

人とのお付き合いに関して、

言葉の使い方を、話し方を、

僕はとても大切にしたい基準とおもっています。

 

限られた時間を心を込めながら素敵な時間として共有したい・・・
そう願うからです。


 人とのお付き合いに関して、距離感はキーですね。

”親しき仲にも礼儀あり”といいますが、智慧ですね。

言葉づかい、話し方、といったことを通して、

相手のエネルギーをある程度、把握できるのですから、

それを活用しながら自分に心地よい、相手との距離感を把握しましょう。

 

丁寧な心のこもった言葉は心地よい距離感をも創ってくれますね。

 

バロメータにもなる言葉ですね。

緩和剤にもなる言葉ですね。

日本語、英語、タイ語、・・・

全ての言葉の中には

共通した愛語があります。

 

愛らしい言語。

愛の言葉。

 

言葉が分らない時にはよりいっそうその言葉のエネルギーに敏感になりますね。

 

耳障りなエネルギーだったり・・・

心地好かったり・・・

 

フランス語とマンダレイ語は世界で最も美しい言葉・・・

そんなことを聞いたことがあります。

 

実際友人のMiyaが話していたマンダレイ語のあまりの美しさに、

感動したことがあります。

流れるようで。風のようで。

 

 

多くの外国人の友人達は、日本語は可愛いといいます。

日本語も極めれば極めるほどに、とても深いのでしょうね。

日本語は美しい言葉ですね。

色々な言葉を使いこなせることは豊かなことでもありますね。

お洒落ですね。

以前、曼荼羅について、

もっと知りたくなって、本を読んでみようとしました。

手にした本の、その著者は、

密教が正しく伝わっていないことから、密教を正しく伝えたい・・・

そのような想いが、とても強かったのですね。

書いている内容は、とても学者的で理知的で、

ところどころに面白いのだけれど、

ほとんど頭に入らないのですね。

余りにも密教を正しく理解してーというエネルギーが強すぎて引いてしまいました。

この本を読んでいると、密教が嫌いになりそう・・・

頭が痛くなってしまい、僕は本を閉じました。

言葉って凄いですね。

こどもはとっても純粋です。

こどもが接する言葉に、

とても気を遣ってあげる必要がありますね。


こども達の話す言葉からは、

ふだんどのような言葉にふれているのかが、

どのような環境におかれているのかが、

とてもよく伝わってきますね。

 

赤ちゃんの頃の姪はマの言葉がとても多かったです。

甥はダが多いですね。

だーーーっと言いながらピョンピョン走る甥の姿、

愛らしいです。

魔法は特殊な呪術・・・

違うのですね。

実際には、毎日毎日、使い、接する、言葉こそが、
効きたくないときにでも効いてしまうほどの威力もつ魔法ですね。

 

 

 お経というのにも魔力がありますね。

例えば、
般若波羅蜜多心経・・・

毎日毎日唱えていれば、その言霊は体に沁みこみます。

 

日本建国の際、聖徳太子は、

和顔愛語ということを掲げたそうです。

 

和やかな顔あっての、

建国なのですね。

建国のために、

和やかな顔となる、

は違いますね。

微妙な違いと感じられるかもしれませんが、

そこにムリがあるかないかは、大きな違いですね。

 

和やかな顔。

そして、

愛ある言葉。

 

それらがとても大切だと、聖徳太子は教えてくれているのですね。

黒い魔法はあらゆるところにはびこっています。

深いところで認識すればその意味がわかります。

こうせねば・・・こうすべき・・・など、

自分自身を、そして、他人を、黒い魔法にかけてしまうことがあるのですね。

それは時には呪縛となりますね。

 

地球が、こども達が、人々が、必要としているもの・・・

それは白い魔法です。

 

 和顔愛語は白い魔法ですね。

 

 

写真は全て、大好きなhamaの作品です。

hama、いつも使わせてくれてどうもありがとう!

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他にもいっぱいありますよ。

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